Story
- Background
- 総量1億5,000万トンとも言われる海洋プラスチックごみの中で、実は、半数近くの約46%を占めているのが、海を漂う姿から「ゴーストネット」と呼ばれる漁網である。そして、漁業で使用される魚網が海に流れ出し、生物に影響を与えてしまっている。
現状、漁具流出の防止に比重が置かれる中、美しい海を守るため、魚網廃棄の際に有効なリサイクル方法を見出すプロジェクトが、KEENと行ったコラボレーションである。
- Concept
- ゴーストネットを退治する。
焼却処分される運命だったはずの海から回収した漁網を素材として再生し、ファッショナブルなプロダクトに生まれ変わらせる。砂浜を想起させるベージュ、深い海を表すネイビーなどの漁業に適した素朴なカラー、敗れにくい頑丈さなど、魚網の特徴を活かせるプロジェクトをデザイン設計した。
- 解決すべき本質的な課題
- 海への魚網流出の防止だけでなく、有効なリサイクル手段などの改善や軽減する措置も必要。
- テーマとなる社会課題
- ライフサイクルを向上することで自然環境の汚染を抑制。
- パートナー
- キーン・ジャパン合同会社