第2弾となるコラボレーションはスロバキアの工場に眠っていた残レザーの利活用に着目し、それに合わせて日本国内で毛皮のリメイクの際に生じる残ファーをアクセサリーとして付属した、スペシャルな一足に仕上げました。
ジャーマントレーナーとは? 〜軍用トレーニングシューズからファッションスニーカーへ〜
ジャーマントレーナーとはその名の通り、西ドイツ軍がオフィシャルのトレーニング用スニーカーとして1970年代~80年代にかけて使用してたでミルスペック(軍規格)のシューズです。誕生には諸説あり、謎めいたストーリーが背景にあることも魅力の一つで、定番で世界で愛され続けています。
定番のホワイトは生産量が多かったために当時でも民間にも出回っていたようです。その後、チェコスロバキアのシューズメーカー「セボ(CEBO)社」が復刻することで当時と変わらぬジャーマントレーナーが人気を博し、さらに数多くのファッションブランドによってモチーフとして復刻され世に送り出されています。日本では「GT」と呼ばれることが多いですが、海外では「GAT(German Army Trainer)」と呼ばれています。
コラボレーションによる再定義 〜ミリタリースタンダードからサステナビリティスタンダードへ〜
軍用ですから様々な高いハードルの規格があります。フィット感やクッション性、耐久性などその高い基準をクリアし、軍用ならではのシンプルかつクラシカルなデザインが時代を経ても一般に浸透し続けている大きな理由のひとつです。
今回のコラボレーションでは元来のクラシカルな良さは残しながらも「現代におけるジャーマントレーナーの再定義」ということで、「軍規格(Military Specification)」ではなく「(持続可能な規格)Sustainability Specification」をコンセプトに企画しました。
オリジナルのスロバキア工場で生産 〜第二弾となるコラボレーションは工場に眠っていた残レザーにフォーカス〜
スロバキアの工場
当時の機材を使用
残レザー倉庫
手作業での工程
工場近郊の町並み
アッパーのレザーにはスロバキアの工場に眠っていた未利用のレザーのスエード側を採用。寝かせていたからこそのヴィンテージのような風合いの表情が特徴でベージュとブラックの2色展開です。残レザーのため、一点一点表情が異なりますし、経年変化が既に生じているため傷などはアジとしてお楽しみください。
この特別な風合いのスエードを、ジャーマントレーナーオリジナルモデルの当時の機材を使用して一足一足縫製をしました。
スペシャルなアクセサリーが付属 〜毛皮リメイクで生じるファーを利活用〜
また、毛皮リメイクをされている「TADFUR」 による、リメイクの際に生じるファーで制作したアクセサリーを付属してお届けします。レザーと同様、有効的な再利用方法がない残ファーを使用し、スニーカーに着脱が可能なアクセサリーを制作しました。
ベージュのスニーカーにはベージュ〜グレー系のファーアクセサリーを、ブラックのスニーカーにはブラック系のファーアクセサリーが付属します。こちらも一点一点異なるため、カラーや風合いはアジとしてお楽しみください。
ご購入はREBIRTH PROJECT Online Shop からご覧ください。
カラー:ベージュとブラックの2色展開。
サイズ:36(23~23.5cm)〜45(27.5~28cm)。
素 材:牛革。レッキス(ブラウン系)、ミンク(ブラック系)。
生産国:スロバキア